日壇公園
北京の地図を広げると、故宮を中心に日壇公園(東)、月壇公園(西)、天壇公園(南)、地壇公園(北)があります。「壇」とは、皇帝がお祀りをする場所で、昔は「皇室の庭」とも言われていました。
日壇公園(朝日壇)は、北京朝陽門外の東南にあり、明代と清代の皇帝が「太陽の神」を祀った場所でした。1530年(明)に建造され、1742年(清乾隆7年)には増築・修復工事が施されたということです。「太陽の神」を祭る式典を行う四角い壇・「石舫」や日壇公園の北門に当たる前門が園内の見所です。石舫とは、円形の土台に、方形の壇が作られたもので、毎年春分の日、夜明けに皇帝がここで太陽の神を祀っていたそうです。
また、この公園の周りに各国の大使館・公使館が集まっていることも有名です。
アクセス:地下鉄1号線・建国門駅または永安里駅から徒歩15分。
入園料:2元
月壇公園
日壇公園と対照的に、北京市内の西側には、月壇公園があります。
二環路沿いに位置する月壇公園は、月壇体育館の裏にあり、地下鉄の南礼士路駅と阜成門駅に近いです。ここは4つの壇のうち最も小さい公園ですが、緑が多いため、市民の憩いの場所として親しまれています。公園内では、木陰で休む人、将棋で遊ぶ人、そして、仕事を探している人など様々な人を見かけるのです。
公園の近くには、日本との交流活動を盛んに進めている北京市唯一の日本語学校・月壇中学校があります。毎年、たくさんの青少年が日本からここを訪れています。
アクセス:地下鉄1号線・南礼士路駅または2号線・阜成門駅から徒歩10分。
入園料:2元
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