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中国製薬企業、新薬開発へ
   2006-07-12 15:53:08    cri
 中国には6000社余りの製薬企業があり、数では世界一位を占めています。しかし、新薬開発の能力は低いのです。多くの企業は特許の有効期限が切れた外国製薬品の模造生産を主としており、独自で開発した知的所有権のある新薬は少ないのです。企業の開発レベルを向上させて、一日も早く世界製薬業の先進的地位になるために、ここ数年、中国は一連の奨励措置を実施し、製薬企業が独自に新薬を開発することを支援しています。

 統計によりますと、中国国家食品薬品監督管理局は毎年、受けつけた新薬の登録申請は僅か数十件で、製薬企業の数に相応しません。中国の製薬業は生産量の多さを競い、独自の開発精神に欠けています。これについて、中国科学技術省農業社会発展局医薬処の楊哲処長は「現在、中国の医薬製品の大部分、特許の有効期限が切れた外国の薬品の生産をしていますが、それは、市場に出て10年後に特許期限が切れる薬品です。その模倣生産期は長くできない一方、その効果がよいとは言えないものです」と述べました。

 どうして、中国製薬企業の新薬開発が難題となっているのでしょうか。

 あらゆる新薬の生産は容易なことではなく、大量の資金を必要とする一方、長い過程も必要です。一般的に、新薬の開発は8年間ないし10年が必要で、その費用は常に数億ドルに上ります。しかし、最終的な経済効果はよいとは言えません。統計によりますと、その効果と副作用によって、現在、世界では、臨床の評価に入る10の薬品には最終的に1つが市場に入ることが出来、その大部分が途中で失敗で終わっているということです。中国製薬企業の発展は、ここ数十年から始まったもので、実力は国際水準とは大きな較差があります。巨額な資金投入が必要で、高いリスク、長い周期も必要であるため、中国の新薬開発は厳しい道のりを辿っていました。

 こうした状況の下で、製薬企業の発展とレベルを向上を図るため、中国政府は一連の援助と奨励措置を講じました。

 まず、『薬品管理法』、『特許法』などの法律を修正し、一部の薬品模倣生産に制限を加えました。

 そして、政府は新薬の開発に対する資金の投入を増やしました。世界の大型製薬企業は 開発部門を持ち、独自で新薬を開発しています。しかし、中国では、これまで、計画経済が実施されたため、企業が独自に新薬を開発することができず、それは国家級の大型化学研究機関によって行なわれていました。

 現在、政府は税収の優遇政策によって、新薬の開発を奨励しています。

 政府の奨励の下で、製薬企業は新薬の開発を重視するようになりました。中国最大の製薬集団・上海薬業集団は、アメリカやカナダに研究機関を設置し、このほど、日本の企業と新薬開発協力協定にも調印しました。

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