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ネットで読書時間が減少 大学生の調査で明らかに
   2005-11-07 16:24:03    cri
 現在のこのインターネットの時代に、大学生はどんな本を読むのか、またどのように本を読むのか??。これはかねてから注目を集めている問題だ。中国青年報は9月の新学期開始に合わせて、大学生の読書状況に関するアンケート調査を実施し、このほど調査結果を発表した。アンケートは、甘粛省蘭州市の大学9校の学生1050人を対象に、約20日間かけて行われた。調査の結果、「大学生の本来なら平静であるべき読書心理を、現在インターネットがむしばみつつある」という事実が浮き彫りになった。

 調査結果によると、インターネットの利用状況について「毎日利用する」と答えた学生は全体の30%に迫った。このうち「毎日3時間以上」との答えは約10%だった。インターネットを利用する目的については、「オンラインゲームで遊ぶ」との答えが男子で40%、女子で20%を占めた。「チャットをする」は男子が60%、女子では70%に達した。

 学生たちは、インターネットの世界で楽しさを味わい、夢中になり、自信を身につけるが、現実の生活に戻ってみると、逃れることのできない悩みや問題がまた目の前に立ちはだかる。

 統計では、驚くような結果も興味深い結果も出ている。「知識を得るために一番重要な方法は?」との質問に、「いろんな本を読むこと」と答えた大学生は全体の35%を占めて1位となり、一方で「インターネット」は15%に達しなかった。

 「読書の原動力は何か?」との質問には、アンケートに参加した男子学生550人と女子学生450人が「すばらしい生活を手に入れるため」という同じ答えを選んだ。全体に占める割合は、男女ともに72%に達した。

 しかし、大学生は、時間と金を読書に費やしているわけではないようだ。アンケート結果によると、一学期間の書籍購入費(教科書代を除く)について「50元以下」と答えた学生は半数以上を占め、「ほとんど買わない」は17%に上った。

 「インターネットの普及は、大学生の読書に影響を与えるか?」との質問には、「影響は比較的大きい」と答えた学生が50%を超え、「何の影響もない」との答えはわずか5.3%だった。さらに調査を進めると、「インターネットが原因で読書時間が減っている」(37%)、「インターネットで読書習慣が変わった」(35%)などの事実が明らかになった。また、「インターネットは読書の心理状態に影響を及ぼす」は31%、「インターネットは読書環境を損なう」は17%で、この2つを合わせると48%に達する。

 蘭州大学・新聞伝播(報道放送)学院の李恵民副教授は、「今の大学生は、読書のための大量の時間をインターネットにあてている」と話す。しかし、知識を獲得する上で、インターネットが読書に取って代わることはできるだろうか。李副教授は、「知識を得るどんな方法も、読書の代わりにはなりえない。読書は、系統的に知識を得るのに役立ち、読みながら考えることができる。これは読書の独特な魅力だ。大学生がどんどん本を読める雰囲気を作っていくべきだ」と話す。(編集SN)

「人民網日本語版」

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