秋といえば収穫の季節。旬を迎えた美味しい食べ物が食欲をそそります。ついつい食べすぎてしまい、気がつけばたいへんなことに・・・と、そうならないように、しっかり食べたらしっかりと運動しましょう。運動すると汗をかきますよね。実はこの「汗をかく」ことはダイエットにとってとても大切なことなのです。
汗をしっかりかいてダイエット
汗には大きく2つの役割があり、ひとつは体温調節、もうひとつは老廃物や疲労物質の排出です。体の表面に水分を放出することで、気化熱(水分が蒸発するときに熱を奪う作用)によって体温を下げます。このとき、カロリーが消費されるのでダイエット効果があるといえます。また、老廃物や疲労物質を体外に排出することで、体内の新陳代謝が活発におこなわれるようになり、体脂肪の燃焼がスムーズに行われるようになります。
いい汗、わるい汗?
発汗は全身にある汗腺の機能によって水分を体外に排出することでおこります。汗腺は血液から水分をとりますが、このとき、水分に含まれているミネラルを血液に戻し、水分だけを汗として体外に排出します。汗腺が正常に働いていると、汗のほとんど水分ですのでサラサラとした汗が出ます。しかし、汗をかく機会が少なかったりするとこの汗腺の機能(ミネラルを血液に戻す機能)が衰えてしまい、ミネラルを多く含んだ汗をかきます。するとベタベタとした汗になってしまいます。このように、汗腺の機能が衰えると、体温調節も老廃物の排出もうまく働きません。ですからダイエットも効果的ではなくなってしまいます。
体の芯から汗をかこう!
では、衰えてしまった汗腺はどうすれば、その機能を取り戻すのでしょうか?答えは簡単!汗をかきなれることです。しかし、ただ、やみくもに欠いてもいけません。しっかり体の芯から汗をかくことが大切です。サウナなど、高温・短時間で汗をかくのではなく、20分以上のゆっくりとした運動や半身浴など、じっくりと時間をかけて汗をかきましょう。それを繰り返すことで「いい汗」をかくことができるようになります。
汗をかいたら水分補給。アルコールは禁物!
汗をかいたら必ず水分補給をしましょう。なぜなら、汗は血液の水分を体外に排出するわけですから、汗をいっぱいかいた後の血液は水分が少なくなりドロドロの状態になっています。このまま放っておくと、結局、新陳代謝が悪くなったり、体に悪い影響をおよぼしたりしてしまいます。ですから、水やスポーツドリンクなどでしっかり水分補給をしましょう。ただし、ビールなどアルコールでの水分補給は禁物(ビール好きにはたまらないのですが・・・)。アルコールは、飲んだ分の1.5倍の水分を尿などで排出してしまいます。これでは効果的な水分補給とはいえませんね。
しっかりと運動して、しっかりと汗をかいて、食欲の秋を満喫しましょう!
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