今、中国の都市部で急増する糖尿病。この病気の怖いところは、自覚症状がほとんどなく、知らない間に進行してしまっているケースが多数あること。あなたの生活習慣は乱れていませんか。もしかすると、知らない間に「糖尿病患者になってしまっていた」などということもありえるのです。
糖尿病ってどんな病気?
糖尿病は、肥満や運動不足、不摂生な生活からくる生活習慣病の一種。膵臓から分泌されるインスリンというホルモンの病気で、インスリンの不足が起こると血液中のブドウ糖が細胞内に入ることができず、血糖値(血液中の糖の濃度)が高くなります。
ブドウ糖は人が活動するための大切な源。それが過剰になると血行が悪くなり、血糖値は益々上昇します。そして、その状態を放置しておくと動脈硬化や網膜症などの、更に恐ろしい合併症を引き起こし、生死に関わる重大な病となるのです。
糖尿病はどうしてそんなに恐ろしいのか?
糖尿病の本当の怖さは、いろいろな合併症を引き起こしやすくなることです。最も多いとされているのが高血圧症で、やっかいなのが動脈硬化症。糖尿病があると、健康な人より約10年進行が早まり、脳卒中や心筋梗塞によって生命を危険にさらすことにもなりかねません。
糖尿病にならないためにはどうしたらよいですか?
もし、糖尿病の気配が見られたら、とにかくすぐに、生活習慣の改善や対策が必要です。糖尿病は一度かかると完治が非常に厄介。日頃の不摂生のツケが回ってきてから悔やんだところで後の祭りです。大切なのは、日頃から規則正しい生活を送ること。
次にあるのは、普段の生活の中でできる食事療法と運動療法のポイントです。ぜひ、実践してみてください。
|