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賈樟柯、侯孝賢監督作品がカンヌ映画祭コンペ部門出品

2015-04-20 10:46:57     cri    

 5月13日より開催される第68回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを競う、コンペティション部門の正式出品作品がこのほど発表された。中国語映画では、賈樟柯(ジャ・ジャンクー)監督の最新作「山河故人(原題)」と張震(チャン・ジェン)、舒淇(スー・チー)が主演を務める侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督の最新作「黒衣の刺客」(原題:聂隐娘)の2作品が同部門に正式出品されることが明らかになった。新華網が伝えた。

 賈樟柯監督はカンヌ国際映画祭の常連で、初の英語作品となった「山河故人(原題)」は、「青の稲妻」(02)、「四川のうた」(08)、脚本賞を受賞した「罪の手ざわり」(13)に続いて4作目の同映画祭コンペ部門出品作となる。また昨年は、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門の審査員も務めている。「山河故人」は、趙涛(チャオ・タオ)、張艾嘉(シルビア・チャン)、張訳(チャン・イー)などが主演を務め、時代の大きな変化とともに、登場人物たちの移ろいゆく感情や記憶を追っていく。

 侯孝賢監督とカンヌ国際映画祭の縁も深い。侯孝賢監督はこれまで同映画祭に、審査員賞を受賞した「戯夢人生」(93)のほか、「憂鬱な楽園」(96)、「フラワーズ・オブ・シャンハイ」(98)、「百年恋歌」(05)など6度にわたってコンペ部門に出品してきた。7度目の出品となる「黒衣の刺客」は、舒淇、張震、阮経天(イーサン・ルアン)、妻夫木聡ら超豪華キャストが集結し、1年半をかけて制作された。中国、唐代末期の文学者・裴鉶の短編小説集「伝奇」の中の一編「聶隐娘(じょういんじょう)」を元にした物語は、幼い頃に誘拐され、刺客に育て上げられた聶隐娘(舒淇)がいかに時代を揺るがす伝説的な女侠となっていくのかが描かれる。

 このほかに、フランスのジャック・オディアール監督の「Dheepan(原題)」、マシュー・マコノヒーと渡辺謙が共演した米国のガス・バン・サント監督作「Sea of Trees(原題)」、是枝監督が吉田秋生氏の人気少女漫画を映画化した「海街Diary」など数多くの注目作が出品されている。

 第68回カンヌ国際映画祭は5月13日から24日まで開催され、「ノーカントリー」「トゥルー・グリッド」などで知られる米国の著名監督、ジョエル・コーエンとイーサン・コーエン兄弟が審査員長を務める。「人民網日本語版」http://j.people.com.cn/

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