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火傷で膝下切断の「強い女性」、膝をつきながら出稼ぎ

2015-01-28 10:25:02     cri    

 広西壮(チワン)族自治区桂林市竜勝各族自治県出身の胡鳳蓮さん(50)は、生後わずか6カ月の頃、誤ってかまどの中に落ち、両足にひどい火傷を負った。治療を受けたが、ふくらはぎから下の両足を切断した胡さんは、膝をついて移動することになった。両足は膝下10センチ程で切断され、身長は1メートル20センチしかない。歩行に苦労していた胡さんの姿を見て、関連部門が義足を提供してくれたが、胡さんの足には合わなかった。「義足をつけて歩くと、両足に痛みが走り、炎症を起こした。その苦しみは言葉では言い表せないほどで、膝をついて移動するしかなかった」と胡さんは語る。新華網が伝えた。

 胡さんは、1982年に娘を生んだ。それから4カ月後、夫が家を出て行った。その日から今日まで、胡さんは膝をつきながら、野菜を植え、豚を飼育し、土地を開墾し、布を織り、刺繍をして、女手ひとつで娘を育ててきた。胡さんは、「田んぼには水があるので、野良仕事は難しい。ただ、農作業以外の農村のあらゆる仕事はすべてやった」と語る。

 苦労をして育てた娘は大人になり、2004年、他の村に嫁へ行った。娘の結婚は、胡さんにとって、一種の負担からの開放だった。2006年、胡さんは竜勝県の政府所在地に出稼ぎにきた。「これまで物乞いをしようなんて思ったこともなかった。足はなくても、私には手がある。手があれば力が出るし、1人で食べていける」と、頑張り屋の胡さんは語る。胡さんのこの楽観的で明るい性格と人柄は、人々から尊敬されている。

 どこに行っても、胡さんは大きな声で笑っている。物があれば、人と分かち合い、やるべきことは、真面目に丁寧に行う。人に対しても、誠実かつ友好的だ。2006年から2010年の間に、鉱山の仕事で得た収入は、5、600元(約9465円~1万1358円)の時もあれば8、900元(約1万5144円~1万7037円)の時もある。「お金が多いか少ないかは、気にしていない。大事なのは、仕事仲間に良くすれば、仕事仲間も私に良くしてくれるということ。今とても楽しく過ごしている」(編集MZ) 「人民網日本語版」2015年1月28日


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