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中国人の「大寒」の過ごし方

2015-01-20 18:21:46     cri    

 〇尾牙祭

 「尾牙」は、「土地公(土地の神様)」に礼拝する儀式「做牙」に由来する。土地公の誕生日(旧暦2月2日)に始まり(「頭牙」)、毎月2日と16日に「做牙」を行い、1年の最後となる旧暦12月16日の礼拝は「尾牙」と呼ばれる。「尾牙」には、旧暦2月2日の「頭牙」と同様、「春餅(南方では潤餅と呼ぶ)」を食べる習慣がある。また、この日、商売人は宴会を開き、この席では「白斬鶏(蒸し鶏)」という料理が必ず振る舞われる。社長から料理の鶏の頭を向けられた従業員は、年明けに解雇されるという意味が込められている。このため、従業員が安心して宴会を楽しみ、実家に戻り心穏やかに年越しができるよう、鶏の頭を自分自身に向ける社長が多い。

 〇「芝麻秸」を買う

 昔、大寒になると、街頭は、「芝麻開花、節節高(段々と良くなる)」という縁起をかつぎ、「芝麻秸(年の瀬の縁起物)」を買い求める人々で賑わった。大晦日の夜、人々は「芝麻秸」を路上に撒き散らし、子供に踏み砕かせた。これを「踩歳」(「踩砕」と同音)と言い、「歳歳平安(無事)」を意味しており、新年の縁起物となっている。このような風習から、「邪気を払い幸運を呼び寄せる」大寒という節気が、いっそう大切な意味合いを帯びる。

 〇「糯米飯」を煮る

 大寒を過ぎ立春に向かう期間、人々は、飲食で季節の変化に適応することに気を遣う。大寒を過ぎると、栄養豊富で熱を貯め込む性質の食べ物を徐々に減らし、万物の気が上昇する春に適応するために、熱を発散させる食べ物を多く摂るようになる。広東省佛山では、もち米を土鍋で煮た「糯米飯」を食べる風習がある。もち米は、甘く温かい性質があり、食すると寒さを防ぎ栄養補給効果が高い。安徽省安慶では、大寒に春巻を食べる習わしがある。(編集KM)

 「人民網日本語版」より


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