第2の目的地として向かうのは、チベット自治区の東南部に位置している山南地区、平均海抜は3700ｍ、チベット仏教で有名な場所です。林芝（ニンティ）ほどではないが、他の高原地区に比べ植物が多いため、それほど高山病を心配することはありません。林芝から山南に向かう道では、主にヤルンツァンポ河に沿って移動するほか、標高4910ｍある布丹拉山を越える必要があります。林芝から山南まで車で10時間ほどかかりましたが、変わりゆく景色に癒され、疲れを感じさせないぐらい美しい景色に魅了されました。（取材・写真：劉　睿）

山々の間を流れるヤルンツァンポ河と河沿いに広がる農家の麦畑

山南に近づくにつれ海抜が高くなり緑が次第に減っていく。ヤルンツァンポ河沿いには多くの村が見られる。

布丹拉山（標高4910ｍ）の頂から見る光景。あたりには標高6000ｍを越える山などが多く並び、雪山を見ることもできる（写真の左側）。