中国嘉徳2011年秋季オークションで行なわれた明、清の家具オークションで、トケイソウの縁起のよい柄が彫刻された紫檀の宝座が5750万元で落札された。同社によると、宝座は至高の皇権の象徴で、皇室のメンバーのためのものだ。宝座はそれぞれの宮殿のために独自に作られたもので、乾隆帝自らが紋様を決定した。同宝座は元々は恭王府のもので、20世紀初めに日本の山中商会を通じて海外に流出したものだ。長い時を経て、保存状態がよいものは珍しく、故宮博物院、頤和園、避暑山庄、各博物館などを除き、民間に流出したものはほとんど残っていない。(編集YH)
「人民網日本語版」より