6月23日の豪雨以来、この1ヶ月、曇りと雨の日がずっと続いています。北京は今までに無くまるで「梅雨」に入ったようです。降ったり止んだりしている雨の日に、道ばたに咲いている可憐な花に目を留めたことはありますか?名前も分からない花ですが、慌しい足どりを少し止めて、身近な小さな景色をわれわれのカメラで記録しました。どうぞお楽しみください!
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雨がやみました。靄がだんだん消えていき、太陽も雲の後から顔を出しました。雨が降った証のように、花びらや葉に残った露は、日差しを反射して、きらきらと光っています。真珠のような露は、花に凛とした清らかさを加えます。
「お母さん、これは何の花?」と4、5歳くらいの女の子が道ばたに咲いている小さな黄色い花を指差して、となりの30代のお母さんに聞いています。
「さあーー。何の花でしょうねー」とお母さんも戸惑う顔をして、答えました。
「カワイイ!」女の子はしゃがんで、花をじっと見ています。
お母さんは微笑みながら、娘の姿を温かく見守っています。
この風景が目に入った私は、すぐにこの曲を思い出しました。
「名前も知らなかったけれど、あの日僕に笑顔をくれた、誰も気づかないような場所で、咲いていた花のように。そうさ、僕らも、世界に一つだけの花、一人一人違う種を持つ、その花を咲かせることだけに、一生懸命になればいい。小さい花や大きな花、一つとして同じものはないから、No.1にならなくてもいい、もともと特別なOnly One」(文:陳博)
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