
「ラーメン一杯のスープに含まれるカルシウムは牛乳の4倍、普通の肉類の十倍以上」--。中国で450店舗以上を展開する日本のラーメンチェーン店「味千ラーメン」(本店熊本市)の常連客なら、なじみのあるフレーズだろう。しかし中国メディアが最近、「味千ラーメンがPRしている煮込み豚骨スープは濃縮スープを希釈している」と報道。これに対し、味千ラーメンは24日、「確かに濃縮スープを希釈して提供している」と報道内容を認めた。四川省の地元紙「華西都市報」が報じた。
実際に同店公式サイトの「スープに含まれる栄養素」というページでも、「中国農業大学食品科学・栄養工程学院の栄養・分析研究室」の分析結果を紹介し、「コクと風味の高い同店ならではの豚骨ラーメン1杯(360ミリリットル)当たりに含まれている栄養素のうち、最も突出しているのはカルシウムで1600ミリグラム。これは肉類の10倍以上、牛乳の4倍に値する」「含まれているタンパク質のうち15%がコラーゲン」とスープの栄養価の高さをうたっている。
一方、味千ラーメンを展開する重光産業株式会社が提示した中国農業大学の「食品成分検査報告書」にも、同大学の公印が押された「栄養成分評価報告」があり、同じく「豚骨ラーメンに含まれているカルシウムは100グラム当たり485ミリグラムで、牛乳の4倍、普通の肉類の10倍以上」とされている。ただし、この検査に使われたサンプルは「濃縮スープ」となっており、店で実際に提供している希釈スープではない。
味千ラーメン中国本部投資者関係部の責任者浩雄氏は24日、「同店では確かに濃縮スープを希釈して提供している」とするコメントを出し、店舗内で煮込まれたものではないことを認めた。
しかし同時に「店舗内で煮込まれたものではないが、使用している濃縮スープは豚骨を煮込んで作られたもの」と強調している。同店で使用されている濃縮スープは確かに日本のスープ製造工場で豚骨を使用し製造されたもののようだ。同工場で豚の食肉処理、脱骨、脂肪の取り分けなどの全行程が行われている。しかし各店舗に濃縮スープが届けられた後、スタッフが水や調味料を加えスープを「復元」させている。通常1リットルの濃縮スープでラーメン100杯分の「復元」スープが作れるという。
濃縮サンプルを使った上記の検査報告データに基づけば、1リットルの濃縮スープで100杯の「復元」スープを作った場合、1杯当たりには48.5ミリグラムのカルシウムしか含まれていないことになる。公式サイトで紹介されている1600グラムには程遠く、誇大宣伝と言わざるを得ない。(編集KN)
「人民網日本語版」より
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