日本の漫画家100人余りの発起による「私の八月十五日」展が10日、遼寧省の省都瀋陽の「九・一八」歴史博物館で開幕した。日本が戦争を起こした時期に生まれた画家が特殊な言葉である漫画で1945年に日本が降伏した時の歴史的情景を再現し、また童心で平和の信念と期待を世界に伝えている。新華社が伝えた。
今回出展したのは1945年以前に生まれ人たちで、現在、日本漫画界の泰斗レベルの作品が展示されている。展示の説明をみると、降伏当時の年齢は「16歳以上」、「8-15歳」、「5―7歳」、「4歳以下」に分かれている。
72歳の漫画家、森田拳次氏は天皇が降伏を発表した当時、中国長春にいた。今回、中国の養父母に感謝すると題する作品を展示。森田氏と小さな女の子が養父の語る月宮(月の中の宮殿)とその中にいる「玉兎」の神話を聞いている様子を描いたもので、中国の養父母の恩に感謝する日本人孤児の気持ちを表している。
「漫画を通じ、日中両国の人々の友好をはかり、両国民の間の心の距離を縮めたい」、漫画家ちばてつや氏はこう語った。
今回の展示は北京、南京に続いて3回目で、「私の八月十五日の会」が主催。同会は民間団体で、100人余りの漫画家、文芸界の著名人からなり、中国人がよく知る映画俳優の高倉健氏や映画監督の山田洋次氏も会員になっている。
同会は中日友好と反戦平和に力を尽くしている。2004年に会員が日本降伏の日の漫画集「私の八月十五日」を日本で共同出版し、大きな反響を呼んだ。
(新華網日本語=中国通信社)
「中国網日本語版(チャイナネット)」より
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |