現場の様子
2011年3月26日の午後3時、北京の大鐘寺中坤広場で、シンガポール出身の人気歌手・ステファニー・スン(孫燕姿)によるニューアルバムのサイン会が盛大に開催されました。1000名ほどのファンたちが現場に駆けつけました。
現場の様子
2007年に『逆光』というアルバムをリリースしたのを最後に、ここ4年間活動休止状態だったステファニーは、今年の3月8日についに11枚目のアルバム『是時候(It's time)』をリリースし、現場復帰を果たしました。
現場の様子
2000年6月にアルバム「孫燕姿」でデビューして以来、ステファニーの清らかで独特な声は、多くの人を魅了し、着実に人気を高め、中国語音楽界の新たなスターとなりました。特に若者、学生たちの間で人気を集めています。
ファンと一緒にニューアルバムの歌の『180度』を熱唱
今回のサイン会に参加したファンたちは、ほとんどがデビューして11年、ステファニーの歌を聞いてきたという、筋金入りのファン達です。ステファニーはサイン会場で、ファンたちと交流できる場を設けました。ファンたちは一人一人がステージに登場し、ニューアルバムの歌を歌い、ステファニーに自分の気持ちを伝えました。対外経済貿易大学の学生である李さんは、「燕姿(ファンたちが使うステファニーの愛称)、私は中学生の時に初めて燕姿の歌を聞きました。これまでの全ての歌を覚えています。この11年間、燕姿の歌はずっと私の側にいて、楽しい学生時代を一緒に過ごしました。燕姿のことが大好きです。」と熱い想いを伝えました。もう一人のファンは、全てのファンの気持ちを代弁するように「燕姿は、きっと幸せになると思います。燕姿が幸せになることが、私たちの幸せです。」と語りました。また、あるファンは今回のニューアルバムの曲名が全て含まれて、エッセイを書き上げました。ステファニーも、これには驚き、感動を露わにしていました。また、ステファニーは北京郵電大学に通う女性ファンと一緒にニューアルバムに収録された『180度』を歌い、会場の盛り上がりも最高潮となりました。久しぶりの清らかな歌声に、感動し、涙ぐむファンの姿も見られました。
現場の様子
普段から慈善事業にも熱心なステファニーは、3月14日に台北市で開催されたサイン会で「今、最も関心を寄せているのは、日本で起きた巨大地震だ。津波と震災の映像がをテレビで見て、この世に永遠に変わらないものはないと思った。いくらお金があっても、一瞬ですべてを失う可能性がある。貯金の意味を改めて考えた。私は人の前に出る仕事をしているから、みんなが温かい思いやりの心をそれぞれが表現してくれるよう呼びかけたい」と話しました。
現場の様子
また、3月18日には、日本の東北関東大震災を支援するため、台湾のテレビ局「華視(CTS)」の主催により、チャリティー番組「相信希望 Fight&Smile募款晚会」が行われました。現場では、義捐金申し込み用の電話回線が120本設置され、ステファニーは、電話を受けるオペレーターを担当し、自らが義捐金募集に携わることで、多くの人に支援を呼びかけました。(取材&写真:李陽、チェック:吉野)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |