北京は一年の間で、最も色彩豊かなシーズンに入りました。
"万紫千紅"。中国語にあるこの表現の一言につきます。
先週、取材で3、4日ほど北京を離れましたが、戻ってみると、空の中にふわふわと綿のようなものが飛ぶようになりました。柳じょです。
今年も柳じょが舞う季節になりました。原稿を書いている今も、オフィスの中を漂っています。
この季節、散策するのに最高に気持ちの良いシーズンです。週末、自転車で出勤した際、気の赴くままに放送局の周辺を回ってみました。色とりどりの花にうっとりしてしまいました。
淡い色のソメイヨシノがあっという間に散りましたが、今度は桃の花の番です。色も真っ赤から濃いピンク、薄いピンク、白と色々です。咲き誇っている花びらを目に、子どもの時、祖母が作ってくれた布靴の絵柄が蘇りました…
"红配绿,丑得哭"(緑に赤の組み合わせ、泣きたくなるほど不恰好だ)。
中国では、緑と赤の服を組み合わせることはセンスの悪さの代表格にされていますが、春の植物は例外なのです。漲る生命力に見る人の心をうきうきさせます。
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