発芽したサツマイモ
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さて、今回は病院で初治療です。1ヵ月ほど前、右手に切り傷、ちょっと幅が広かったので、病院に行く事に。「とにかく近くの病院に行きましょ」と妻のアドバイスに従い、タクシーで5分ほどの総合病院へ。
時間外だったので救急窓口から入ると、結構、混んでいる。受け付けでパスポートと、局から渡されていた北京市の保険証を見せ、スムーズに担当医の部屋へ。
「消毒と破傷風予防の注射でよかろう」との診断。「全く大げさなんだから」と妻の聞こえる、つぶやき。が、私にとって注射が待っている。ここは中国。どんな注射器だろうと内心、ドキドキです。
通されたのが大部屋のような治療室。簡易ベッドに横たわり、治療を受けている人やウロウロする医者や看護婦で、居場所がない。
左手を出すと、「脱ぐ?」「下?」。看護婦が何やら私に指示。ズボンとパンツを立ったまま、脱げということらしい。「お尻か、注射は」。右手が使えないので看護婦に…。いやいや、さすが、治療室に居座った妻が即座に下ろして…。
立ったままだと、前を押さえないと皆さんに"こんにちは"になってしまう。私は左手で前をギリギリで死守。妻は後ろでパンツを引く。日本語と、お尻見せで、熱い視線を浴び…「チクリ」。久々の注射もあっという間に終了。
で、2回目の検診。ある女性医師が妻がいない間に、勝手に傷口を開けて消毒…。「『カルテ』も見ないで何やってるのよ!」とカルテを手に戻ってきた妻の逆鱗に触れてしまった女性医師。病院にも苦情を入れ、お詫びの電話が…。
結局、病院から購入した消毒キットで自宅治療に。風呂も右手にバイキンが入ったらダメ、ということで、ひと足早い、老人介護となりました。でも、やっぱり大げさだったような。(山下)
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