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子供たちが待ちに待った夏休みがやってきました。今回の中国メロディーは、子供たちが大好きなある動物に関わる音楽を紹介しましょう。
白黒の服でサングラスをかけ、竹が大好き、中国の国宝と言われています。さて、どんな動物でしょうか?そうです。パンダですね。ジャイアントパンダは中国西南部に生息する希少動物で、ずんぐりとした体、丸い頭、あいくるしい動き、白と黒フワフワとした毛。とても可愛い動物です。パンダは主に四川省の竹の多い地域に住み、笹や竹が主食です。特に甘みのある箭竹(せんちく)と呼ばれる竹はパンダの大好物です。パンダは食欲旺盛(おうせい)。一日に10キロの箭竹を食べるそうですよ。
悪戯好きのパンダ
ジャイアントパンダの性格はとても温和で、竹林に棲むほかの動物、レッサーパンダやキンシコウ、鹿などと仲良く付き合うそうです。おとなしそうでも、悪戯好きなんですよ。寒い冬、食べ物が少なくなる季節、夜更けに、近くの村に迷い込み、食べ物を盗んで食べたりするそうです。食べた後、食器を遠く投げたり、鍋を庭の木の枝に掛けたりして、とてもわんぱくです。かわいいパンダもこんな時は"招かれざる客"となってしまいます。
平和友好の使者
パンダは特徴的な白と黒の模様と愛嬌のあるしぐさから、多くの人々に親しまれています。ですから、中国の友好使者としても大活躍しています。アメリカ、フランス、イギリスなどの国にも贈られ、世界のいろんな場所で元気に暮らしています。
1972年9月、中日国交正常化を記念して、中国は日本に2頭のパンダ、カンカンとランランを贈りました。カンカンとランランは上野動物園で暮らし、その愛らしい姿が、たちまち大人気となりました。日本中が空前のパンダブームで沸き上がり、パンダは友好の使者としての役割を立派に果たしてくれました。
パンダがくれた絆
パンダは中国の「顔」となりました。毎年、世界から多くの人が四川省成都市のパンダ繁殖研究基地を見学に来ます。北海道岩見沢市の矢野美恵(やの・よしえ)さんは2001年から、ほぼ毎年、「パンダ保護使節団」を率いて研究基地を訪れ、寄付金を送ります。矢野さんはパンダ親善大使と讃えられ、パンダがくれた絆は中日の草の根交流となって友好の架け橋を支えています。
番組の中でお送りした曲
1曲目~熊猫咪咪(パンダちゃん)
この唄は80年代後半に作られてから、ずっと人々に愛され続けています。
歌詞
竹の花が咲いた
パンダちゃんがお母さんに抱かれて、星を数えているよ
パンダちゃん、明日の朝ごはんは心配しないでね
私たちが用意してあげるから
自分を支えるように、あなたを支えるよ
自分を大事にするようにあなたを大事にするからね
私たちは同じ空気を吸っている
この世は美しくなっていくよ
2曲目~熊猫来了(パンダが来た)
青春派アイドル歌手、陽蕾が唄ったこの曲は四川大地震が起きたあと、地震被害を受けたパンダを支援しようと作られました。ユニークなメロディー、可愛い児童合唱がとても魅力的ですね。
歌詞
君は楽しいベイビー
世界中の人が君を好き
君を見ると
誰だって魅了されちゃう
3曲目~熊猫宝贝(パンダベイビー)
この唄は「環境保護戦士」 と称する歌手、李進さんが唄ったものです。
歌詞
彼は大切にされ
彼は私たちの国宝だ
その白黒の可愛い微笑(ほほえみ)
世界中を笑顔にしてくれる
4曲目~熊猫(ジャイアンドパンダ)
歌詞
君のスタイルはあまり良くないけど
白と黒の色彩が鮮明だ
君も悩みがあるそうで
白黒からカラー写真になりたいなあ
君は子供たちの大切な友達
僕も子供たちをだっこしたいなあ
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