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有名な馬頭琴演奏家:チ・ボリグさん(前編)

2013-04-05 16:48:52     cri    


























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ナビゲーター 黄競

 3月下旬、「草原を聞く―馬頭琴コンサート」が北京の保利劇場で開催されました。コンサートでは100人余りの馬頭琴奏者の素晴らしい演奏が観客たちに草原の春の息吹を感じさせました。チ・ボリグさんの馬頭琴独奏も、大編成の馬頭琴オーケストラも繊細でかつ迫力もあり素晴らしかったです。特に、チ・ボリグさんの絶妙な演奏は多くの観客の心を打ちました。

 馬頭琴は蒙古族の伝統楽器で、唯一の世界遺産に登録されている楽器です。 草原のチェロとも呼ばれます。チ・ボリグさんは内蒙古自治区出身の馬頭琴演奏家、作曲家です。蒙古族の伝統音楽のほか、自ら作曲した作品も高い評価を受けています。このほか、西洋のチェロを参考にして馬頭琴の改良に貢献し、馬頭琴という民族楽器を世界的に有名にした演奏家だと言われています。

 チ・ボリグさんは1944年2月2日に内蒙古自治区のホルチン草原に生まれ、モンゴル帝国の初代皇帝チンギス・ハンの長男であるジョチの後代ともいわれ、元は蒙古草原の最も有名なお寺・集寧寺の第五世の活仏です。活仏とはチベット仏教で、高僧の生まれ変わり。仏・菩薩の化身とされます。現在は中国の人間国宝である国家一級演奏家です。

 チ・ボリグさんは14歳から馬頭琴の演奏活動を開始しました。馬頭琴芸術に従事して五十数年、西洋のバイオリンの技巧をとり入れ、馬頭琴そのものと演奏技術の改良にとりくみました。チ・ボリグさんは「馬頭琴には魂と思想がある。生き生きとした命があり、喜びも悲しみもともにしてきた私とは、共同体でもある。互いに感じあい、語り合うこともできる」と話しています。

 さて、今回と次回の中国メロディーはチ・ボリグさんが作曲・演奏した馬頭琴作品をご紹介します。今回の番組の中でご紹介したのは「回想曲(回想曲)」、「美麗的草原我的家(美しい草原、我が家)」、「诺恩吉亚(ノエンジア)」、「万馬奔騰(万馬のとどろき)」の4曲でした。

 1曲目  回想曲(回想曲) 

 人生の苦しい時や嬉しい時、出会いや別れ。この回想曲はチ・ボリグさんが、幼い時からのことを思い出しつつ書かれた曲です。曲の冒頭部分はピアノと馬頭琴による蒙古族民謡の序奏で始まります。続いて緩やかな美しい主旋律が演奏されます。切々とした感情を歌いあげながら、過度にセンチメンタルにならないのは、チ・ボラグの作品の特徴でもあります。また、ピアノと馬頭琴の音色の対比を楽しめるのも、この曲の魅力です。

 2曲目  美麗的草原我的家(美しい草原我が家) 

 チ・ボリグさんが演奏でこの曲は蒙古族の人々への草原や故郷への愛着を現しました。

 3曲目 诺恩吉亚(ノエンジア)

 この曲は蒙古族の民謡を元にアレンジした作品です。蒙古族の娘・ノエンジアが、両親と故郷から離れる悲しい気持ちを生き生きと描きました。

 4曲目  万馬奔騰(万馬のとどろき)

 この曲はチ・ボリグさんが自作自演した馬頭琴の合奏曲です。馬頭琴の古典的なテクニック、新しいテクニックが大胆に盛り込まれた作品です。1979年に中央テレビ局が主催した建国30周年記念コンクールの作曲部門で第2位、演奏部門で第1位に入賞しました。曲はピアノや民族楽器などの独奏用、馬頭琴アンサンブルによる合奏用など、さまざまな形に編曲されています。力強く未来を目指して奮闘する、蒙古族の姿を現しました。

 この番組へのご意見・ご感想などがございましたら、ぜひお聞かせください。

 宛先

 〒100040 中国国際放送局日本語部「中国メロディー」係 

 メール nihao2180@cri.com.cn

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