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クーツオン族

2011-03-11 16:51:45     cri    
 クーツオン族はラフ族系統に属する民族で、人口は約3万人……主に雲南省の海抜1800―2100メートルの哀牢山、無量山一帯の山岳地帯に暮らしています。クーツオン族の人々は長い間、山から下りてくることがなかったため、1956年の夏に発見されたのです。それまで、主に狩りや木の実を採取生活をしていて、獣の皮や木の皮などを身にまとい、原始的な生活レベルにあり、寒さや飢餓にさらされる生活を送っていました。1960年代、政府の援助の下で、山での狩猟生活をやめ、農業に取り組み、定住するようになりました。しかし、自然環境が悪く、生活はまだ困難な状態にありました。2005年、雲南鎮沅クーツオン族の生活の実態が報道され、温家宝首相が強い関心を抱くことになりました。その日のうちに、温首相は、人口の少ない少数民族地区に対する扶助政策を実施し、クーツオン族が一日も早く貧困状態から抜け出せるよう指示しました。

 当時、クーツオン族の女の子、徐聯芬さんは10歳でした。哀牢山の奥に生活していた徐さんの人生は、温家宝首相の指示によって大きく変わりました。徐さんは2歳の時に父親をなくし、3歳のときに母親は再婚しました。彼女の村には電気どころか、道らしい道もありませんでした。家はぼろぼろで雨が降ると、ひどく雨漏りしました。

  

 2007年、政府は鎮沅県kら8キロ離れたところに新たに村をつくり、そこに住宅を建てました。今日、ここに220戸1100人のクーツオン族が生活しています。徐さんはこの新しい村に暮らすため、初めて山を離れました。今、徐さんは一つの夢を抱えています。それは大きくなったら、北京へ行き、温首相に会い、温首相の大きな支援に対して、感謝したいのです。

 中央政府はクーツオン族の発展に関心を寄せ、温首相の指示の後、雲南省政府もクーツオン族を貧困状態から抜け出すための5年間計画を制定し、2億1000万元を投入することになりました。近い将来、クーツオン族の生活が大きく改善されるだろうと期待されています。(トウエンカ)

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