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楼蘭中老年芸術団、西部民族文化を再現

2010-08-20 15:02:13     cri    

 中国の新疆ウイグル自治区にある楼蘭中老年芸術団は、スポーツトレーニングや、舞踊、ファッションショーを一体化した芸術団です。団員はそれぞれ定年退職した各民族出身の人々で、平均年齢は52歳です。芸術団はよく社会に入って演出し、人々に喜ばれています。そして、数回にわたって新疆を代表して、全国の公演に参加し、高い評価を受けています。

 1990年代の末、新疆ウルムチでは定年退職者からなる芸術団が生まれました。団員の身長は平均して1.72メートルで、ほとんどはバスケットボール選手でした。当初、これらの人々は体を鍛える目的で集まったのですが、その後、モデルの歩き方や踊りなどを練習するようになりました。

 芸術団の責任者で、今年70歳の汪敏莉さんはこれについて「定年退職した後、今まで務めていた新疆軍区女子バスケットボールチームの仲間と一緒に体を鍛えるようになった。当時、モデルの歩き方を習うのが、非常に流行していました。それは体の鍛えと気質の向上につながることできると思って、私はスポーツチームの監督であった友人にお願いして、皆に踊りやモデルの基礎を教えてもらいました。スポーツ選手だったお年寄りたちにとって、モデルや踊りは全くなじまないことでした。しかし、団員たちは若い人ができることなら年よりもできると考えて、真面目に訓練に参加しました。その結果、楼蘭中老年芸術団は全国の舞台に立って自らをPRするチャンスを得ました。1999年、芸術団の一行9人は北京で行われる全国年よりモデルコンクールに参加し、1000人もいる80の公演チームの中、1位を獲得しました。

 今年56歳の方秀霞さんは団員の一人で、退職した後、家にこもっていけないと思って、他人の紹介で、年寄りモデルチームに参加しました。モデルについてぜんぜん分からない方さんは、訓練を通じて、大変興味を持つようになりました。方さんは「退職後、一種の喪失感に襲われ、社会と断絶したような感じです。モデルチームに入る前まで、モデルや踊り、体形訓練に関する知識をぜんぜん知らなかったのです。しかし、やっているうちに好きになった」と話しました。

 2002年、楼蘭中老年芸術団は全国老年芸術コンクールに参加し、「楼蘭の思い」をテーマにしたファッション公演を行い、金メダルを獲得しました。これについてファッションチームの隊長汪敏莉さんは「『楼蘭の思い』はカザフ族やウイグル族、タジク族のファッションショーだ。モデルたちは踊りながらファッションを披露するので、大いに歓迎された」と話しました。

 2005年4月、楼蘭中老年芸術団の一行17人はマカオへ赴き、宋慶齢基金会と北京舞踏学院の主催による中国マカオ「金蓮花」カップ芸術コンクールに参加し、ファッションショーと健美体操の金メダルを獲得しました。

 新疆各界の人々の支援の下、芸術団は常に新疆各地の部隊や、農場、社会コミュニティ、企業へ行き、公演し、同時にお年寄り文芸愛好者のスポーツ活動を指導したりしています。

 団員たちは仲の良い姉妹であり、芸術団は彼女たちの生活にとってなくてはならない重要な一部分となっています。(翻訳:トウエンカ)

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