今日の番組をはじめる前に、まず一つ、質問をします。食事をするとき、どんな順序で食べていますか？お米を食べて、スープを飲み、食事の後、デザートを食べて、最後に果物、という順番ですか？

　東洋の国では、これは私たちの習慣といっていいでしょう。これまで、この順序に疑問を抱いた人もいなかったようです。しかしここ数年、専門家の調べで分かったように、私たちの食事の順序は間違っていたのかもしれません。

　食べ物の中でも、果物の主な成分は果糖で、胃の消化などの必要がなく、直接小腸に吸収されます。お米など澱粉類の食べ物や蛋白質成分の食べ物は、胃の中に1時間から2時間ほど留まり、消化液つまり胃酸と化学作用を起こし、分解された後で小腸に吸収されます。

　もし、お米と野菜を先に食べて、そのあとに果物を食べた場合、消化の遅い澱粉、蛋白質は消化の早い果物の邪魔となり、すべての食べ物が胃の中で混在してしまいます。果物は36度という体内の高温で腐敗しやすいため、病気に繋がります。

　そして、食事後のデザート、これの一番の問題は体内の消化プロセスを中断させ、阻害することです。それにより、胃の中の食べ物は腐敗しやすくなり、アルコールやお酢などに分解され、胃腸の病気に繋がりやすくなります。

　さらに、物を食べた後にスープを飲むことも間違えです。そうすると、食べ物を消化する胃酸が薄まってしまいます。ですから、食事をするとき、食べながらスープを飲むこと、或いは茶付けにすること、スープ付けにすること、そして物を食べた後にスープをたくさん飲むことなどは止めてください。これは正常な消化を妨げることになります。

　では、スープはいつ飲めばよいのでしょうか？フレンチのような西洋の食事では、スープはいつも最初に出されるものです。量もそんなに多くはありません。実はこれが正しい順序です。適量のスープは胃を暖めますし、一気に食べ過ぎたり、急いで食べたりすることを防ぎます。

　また、普段はお水をたくさん飲むことが良いとされていますが、食事前の15分内にはあまりお水などを飲まないでください。

　そして、果物は食後30分以降に食べてください。（ooeiei、中原）