リスナーの皆さん、夜、家に帰って、よくテレビを見ますか。ドラマを見ると言う方、国内ドラマと外国ドラマ、どちらが好きですか。韓国ドラマはまだ日本で、流行っていますか。
今日は、中国で徐々に人気になってきたタイのドラマについてご紹介します。
近年、中国国内のドラマ作品の制作スピードは速くなり、制作規模は世界一になっています。テーマ別に見ると、革命や仕事、恋愛、青春そして時代劇など、すべてがあります。
また、インターネット回線の通信速度のスピードアップと共に、パソコンでドラマを見る時代がきました。現在の中国人は、「皆で簡単にビデオ映像を共有できれば」というアメリカのユーチューブ(YouTube)社と同じの理念をもっている、土豆網や優酷網、そしてインターネットテレビサービスを提供しているPPTVを利用して、自分で好きなテレビドラマをインターネットで見ています。
2003年、中国中央テレビ局のドラマチャンネルでタイのドラマ・「俏女佣(きれいな家政婦)」が放送されました。2004年、湖南省テレビ局の衛星テレビは「逃げ出したお姫さま」を放送しましたが、中国の視聴者に注目されることはありませんでした。
しかし、2009年、安徽省テレビ局の衛星チャンネルが「明日もあなたが好き」や「エロスの罠」などタイのドラマを放送した後から、タイのドラマは中国国民の注目を集めるようになり、徐々に人気がでてきました。
また、「泰陽」と呼ばれるタイのドラマのネット上での視聴率は日本と韓国のドラマを打ち破りました。「愛の被告」や「千金女佣」などドラマのチェック回数は百万を超えています。
日韓米3カ国のドラマを対象とする調査の結果によりますと、タイのドラマへの投票は8000票を超えましたが、日本と韓国の両国の投票はあわせて2000票にもとどきませんでした。ドラマの中のタイの青い空と白い雲、イケメンと美人、ロマンチックな物語などがいずれも中国人の好みに合っているからでしょうか。
このほか、長いの韓国ドラマに比べ、10話から20話と言うタイドラマなら徹夜をすれば一気に見ることができます。あるネット利用者は、「ドラマを一気に見るため、トイレにも行かず、水をも飲まない。夜明けの4時までがんばった」と言っています。
タイのドラマは価格の優位も持っています。1話数十万ドルの韓国ドラマに比べ、1万ドルか2万ドルで購入できるタイのドラマは輸入コストが非常に低く、タイの自らの文化もあまり含まれていないため、簡単に輸入審査を通ります。これらの条件も、タイドラマが中国で人気になる大きな要因です。
もちろん、タイドラマのストーリーは登場人物の誤解や拉致など単一なストーリーと言う欠点をもっています。近年、タイのドラマ制作会社はこの点に留意し、題材や物語、物語の展開など面での創作に力を入れています。
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