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中国のエンタメ番組にスポット、規制or調整?

2011-11-10 11:27:39     cri    
























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 【エンタメ番組の調整策】

 中国国家ラジオ・映画・テレビ総局は先月21日に、国内の各衛星テレビが放送できるエンタメ番組の数などを来年から制限し、視聴率による番組のランキングを禁止する通知を出しました。「過度の娯楽化と低俗化を防ぐ」のが目的で、通知は各衛星テレビに「中華民族の伝統的な美徳を発揚する」番組を放送するよう求めています。

 中国国家ラジオ・映画・テレビ総局といいますと、中国で放送メディアや映画産業を管理する政府機関ですね。CRI・中国国際放送局もその管轄下にあります。今回の通知によりますと、来年1月1日から、国内衛星テレビのエンタメ番組を一定数に制限する管理強化の方針が打ち出されたということです。

 具体的に、新方針では、国内34の衛星テレビの総合チャンネルを対象に、「報道番組の増加」と「過度の娯楽化や低俗傾向を防ぐ」ことが要求されました。具体的には、午前6時から翌日午前0時までの時間帯には、2時間以上の報道番組を放送し、このほか「中華民族の伝統や社会主義の核心的価値観」を生かす番組を放送するよう求めています。

 そのほか、オーディションや恋愛関連などのエンタメ番組は、毎週2本までとし、午後7時半から10時までのいわゆる「夜間ゴールデンタイム」に放送する場合は、90分を超えてはならないとしました。いずれも来年1月1日から正式に実施されるということです。

 これは中国共産党の第17期中央委員会第6回会議で採択された「文化体制改革の深化」に関する措置だと見られていますね。中国では、今後、文化分野での改革を進めていくということですから、テレビ番組の調整もその一環でしょう。

 世界最多のテレビ視聴者を持っている中国のテレビ番組、いま、最も充実しているのは間違いなくエンタメ番組と言えます。週末のゴールデンタイムはオーディション番組や、ゲーム、バラエティ番組、恋愛・お見合い番組、有名人のトーク番組など、あらゆるエンタメ番組で埋め尽くされています。テレビドラマも同様に、恋愛ものや愛憎劇が中心になって人気ですね。チャンネルは多いですが、どこを見てもどれも似たような内容にお決まりの出演者が出ています。

 テレビ番組はある程度、国民の価値観を反映し、導くものですから、いきすぎた娯楽より、もっと文化的価値の高い番組を制作し放送してほしいですね。今回の調整策はいろいろと議論され、賛否両論ありますけど、これをきっかけに、テレビ番組のあり方を反省したほうがいいと思います。

 【エンタメ番組の現状】

 実は、テレビ番組の娯楽化は1980年代に始まったもので、世界各地で見られます。中国独特のものではありません。日本のテレビはスポンサーと大きく関わっていますので、中国とは状況が違うと思いますね。むしろテレビは娯楽である、という考えですね。今はほとんどがバラエティじゃないでしょうか。

 中国のエンタメ番組と言えば、数々のスターを生んできた中国の人気オーディション番組「快楽女声(ハッピー女性ボーカリスト)」は変革だったと言えます。2004年、「超級女声(スーパー女性ボーカリスト)」としてスタートした湖南テレビのこのオーディション番組は社会現象を巻き起こすブームとなりました。この番組は、スーパーアイドルのクリス・リー(李宇春)、日本デビューも果たしたジェーン・チャン(張[青見]穎)はじめ、チョウ・ビーチャン(周筆暢)やハー・ジエ(何潔)といったスターを数多く生み出してきましたね。

 視聴者による一般投票でスターを生み出すこのオーディション番組の手法について、「商業的で営利的な目的が強すぎる」というクレームも出たんですよ。さらに、オーディションに参加する選手の低年齢化も話題になっています。少年少女たちに大人の真似をさせたり、化粧を施したりしてテレビに出演し、舞台で脚光を浴びてスター扱いして放送することは、子供の早熟化に拍車をかける恐れもあると見られます。

 日本でも、低年齢化はひどいです。子役も認められていますから10代未満の子供もオーディションに参加しています。もちろん反対意見もありますが、以前ほどは聞かれなくなったように思います。時々、誰を対象に番組をつくっているのか、首をかしげたくなるものもあります。

 ちなみに、今回の調整策を受けて、湖南テレビの「快楽女声(ハッピー女性ボーカリスト)」は来年で終了することになりました。また、類似のオーディション系バラエティ番組も夜間ゴールデンタイムの放送では90分、つまり1時間半を超えてはならないと制限されました。

 これは視聴率を稼ぐ地方の人気番組を国営テレビのCCTVの劣勢を防ぐためのねらいが見え隠れするという意見もありますが、確かに政府主導の調整策に不満の声も上がっていますけど、いまの中国では、テレビ番組は実に多いです。それなのに、品質の高い科学や教育、文化番組は非常に少ないというのが現状なんです。エンタメ番組は確かに高い視聴率を得られますし、人気も高いし、多額の広告収入も得られますがですが、どのチャンネルも同じようなレベルになってしまうのは合理的ではないですよね。今回の調整策はやむを得ない措置だと思います。

 【お見合い番組の氾濫】

 今、日本はテレビ離れが進み、テレビの黄金時代は過ぎ去ったという声もありますが、中国ではまだまだ発展の余地があるんです。また、最近、テレビをつければ、いつでも何かしらのお見合い番組がやっていると言うくらい、沢山のお見合い番組を見ることができますね。その多くは、視聴率を得るために派手に演出され、エンタメ要素が強いです。実際に番組で出会い、結婚までこぎつけたカップルはほんの一握りに過ぎないということですよ。

 出演者の多くは条件がとてもいいのに、結婚相手を見つけられないなんて、おかしいなどとやらせを疑う視聴者もいますね。しかし、それらの番組の視聴率は緩やかながらも上昇していて、その人気は衰える気配はないようですね。しかも、出演者は中国本土に限らず、香港や台湾、シンガポール、タイ、韓国、アメリカなどに拡大し、最近日本人の出演者も現れました。すごい、グローバルですね。

 中国の古い言葉に「倉禀実而知礼節(衣食足りて礼節を知る)」と言うのがあります。今の中国では、「衣食足る」は基本的に実現できていますが、「礼節を知る」については、まだ完全ではないと思います。大多数の視聴者、特に若者たちはテレビ番組を受動的に視聴していますから、それゆえにどんな番組を放送し、いかに国民の価値観をリードするかが非常に重要だと見られます。個人的にテレビは映画と同じようなもので、それほど生活に影響は受けないような気がするんですが、中国では人口が多い分、ブームになると影響も非常に大きくなってしまうんですね。いくら人気があっても、エンタメ番組にも「度」が必要です。社会の道徳や倫理、正しい価値観を守らなければならないと思います。何といっても、今の中国では、これらエンタメ番組の主な視聴者は若者、学生、子供などの若い世代が中心となっていますから。(11/10『イキイキ中国』より)

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