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中国、高速鉄道と共に農村の道路整備を推進

2010-11-10 09:49:27     cri    

 上海と杭州、中国東部のこの2つの都市を結んで時速350キロの高速鉄道がつくられ、先月末、その運行が始まりました。中国ではここ数年、高速鉄道の建設が進められ、これにより、都市間の距離が縮まり、都市に住む人々の移動がますます便利になってきました。一方、農村では、どうでしょう? 高速鉄道はありませんが、道路がどんどん整備されているのは確かです。

 近年、中国の高速鉄道の建設が勢いよく進められていますが、農村部の交通整備に対しては関心が低い、という声があります。中国の道路交通事業を研究するNGO・中国道路学会の劉文傑事務局長は、次のように話しています。

 「中国の交通事業では、今、高速鉄道の整備が目立っていますけど、ほかにも注目すべきところがあると思います。農村の道路です。高速鉄道に比べて、あんまり目を向けられていませんが、実際には、農村の道路は私たちの生活に深く関わっています。農作物などは、まず最初は全て農村の道路を使って、外に 運ばれるわけですね。国の主幹道路を人間の動脈だとすれば、一つひとつの村、一つひとつの農場に通じる農村の道路は毛細血管です。それから、中国では、調和の取れた社会作りが強調されていますが、そういう社会の調和とか公平を実現するためにも、農村の道路整備は大事です」

 中国で改革開放政策が始まってすぐ、1978年には、農村道路の総延長は58万キロほどしかなく、村の外に通じる道路があるというような農村はほとんどありませんでした。でも、昨年、2009年末までに、農村の道路総延長は330万キロを超え、99.6%の農村に道路が通じました。しかも、政府は2000年から、年間30万キロのスピードで農村の道路をつくることにしています。

 中国の農村の道路整備は世界からも注目されています。このほど、国際道路連盟(IRF)は、中国の農村の道路整備を高く評価して、中国交通運輸省に賞を授けました。連盟は「中国は高速道路と幹線道路の建設を大きく推進すると共に、農村の道路整備を国の戦略に位置づけている。これにより、数億人の農民の移動が便利になり、社会の公平化もどんどん推し進められている。これは、他の発展途上国の良い模範となった」としています。

 中国の農村の道路整備はかなり進んできましたが、まだまだ足りないところもあると見られています。例えば、地域間の発展の不均衡があったり、道路を大事に使うという意識と道路の管理制度が不足したりする問題があります。それを改善するため、各地では、様々な取り組みが行われています。そのうち、山東省棗荘が、山東省では率先して、道路の管理と保護のために専門の資金と担当者を設置しています。地元の交通局の牛局長の話です。

 「農村の道路は、みんなのためにつくられたものですから、みんなで管理し、保護しなければなりません。でも、一般の人々にまだそういう意識がないのが現状です。それで、地元当局がまず、これを担うべきだと思います。そう考えて、私たちは、政府が道路の管理と保護を主導し、山東省では初めて、専門の資金と要員を用意することにしました」

 実は、道路の管理と保護の責任が明確に決められていないという問題が、中国の一部のところにあるようです。つまり、地元当局と末端組織、或いは一般庶民、どっちが責任を持つか、今まではっきり決まっていないところが多かったようです。あと、それに使う資金と人材が足りないという問題もあります。それから、今、農村道路の整備が、中国の東部、中部と西部で不均衡だという問題もあり、政府は今後、そういった問題を徐々に解決しながら、2020年までに、全ての農村に道路が通じ、その総延長が370万キロに達することを目指しています。(鵬)

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