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甘粛省文物局は14日「このほど、中国とフランス両国政府の友好協力並びに関係筋の努力により、国外に流出し20余年経ていた春秋時代の秦朝の金の装飾品の破片32点が祖国に返された。国家文物局はそれらを甘粛省博物館に収蔵することを決定した」と発表しました。
甘粛省文物局の馬玉萍局長は同日メディアに対し、「これらの金の装飾品の破片はもともと甘粛省礼県の大堡子山遺跡で発掘されたもので、秦の早期文化を知るうえで貴重な資料であり、高い歴史的、芸術的価値がある。これらの破片は1990年代初めに盗掘され、不法に国外に持ち出された。その後、フランスのある人物が購入し、フランス国立ギメ東洋美術館に寄贈されていた」と紹介しました。
1990年代初め、甘粛省礼県の大堡子山では秦早期の墳墓が大規模な盗掘にあいました。国家文物局と甘粛省政府は合同で対応にあたり、文化財の盗掘阻止に乗り出し、急いで正式な発掘を進めるとともに、大堡子山の秦の早期文化を研究するプロジェクトを立ち上げました。
2015年、中国とフランス両国の話し合いの結果、ギメ東洋美術館に所蔵されていたこれら32点の破片が全て中国側に返還されました。これは中国が展開している流出文化財を取り戻す作業の重要な成果の1つです。暮らし・経済へ
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