ギリシャのチプラス首相は８日、欧州議会で「ギリシャがユーロ圏からの離脱を望んでいない」と改めて表明しました。

　ギリシャのディミトリス・マルダス財務次官も9日、現地メディアに対して「銀行システムの休業期限を13日にまで延ばす」と発表し、週末までに債権者と協定に合意することを楽観視していると語りました。

　ギリシャのユーロ圏からの離脱について、フランスの・ヴァルス首相は８日、「ギリシャのユーロ圏離脱は、ギリシャと欧州経済に予想できない悪影響を及ぼすだろう。ギリシャは欧州東部地域の協力に重要な役割を果たし、また移民問題の処理においてもギリシャを含めた国々との提携が不可欠なものである」と述べました。

また、アメリカのジェイコブ・ルー財務長官も「ギリシャ債務危機を解決する方法があり、協議各国が政治的な困難を乗り越え、ギリシャの債務再建に向け意見の一致に達し、ギリシャに引き続きユーロ圏に留まってほしい」との考えを明らかにしました。（Yan、Kokusei） 国際・交流へ