中国人民大学は7日、2015年版の「中国の宗教調査報告書」を発表しました。

　報告書は「プロテスタント、カトリック、仏教、イスラム教、道教という五大宗教に携わる宗教家の1人あたりの平均月収は506元で、仏教の宗教家はわずか397元にとどまっている」と調査結果をまとめています。

　また、「41％の宗教施設の宗教家に養老保険がかけられておらず、26％の宗教施設の宗教家は医療保険に加入していない。6％の仏教施設と7％の道教施設が入場料を徴収しているが、プロテスタント、カトリック、イスラム教はほとんど入場料を徴収していない。47％の宗教施設は銀行口座を開設し、10％はインターネットを利用して宣教活動を行っている。仏教寺院によるチャリティーへの支出額は1寺院あたり平均して毎年4万1000元で、宣教活動でのインターネット利用率は14％である」などの情報を発表しました。（ジョウ、小山）　暮らし・経済へ