日本の敗戦により、中国に残された日本残留孤児と中国人養父母の物語を再現する『国境を越えた人間愛―中国残留日本人孤児の物語』と題した写真展は、3日から東京で開かれています。この写真展は、戦争の残酷さと平和の大切さを考えてもらい、中日両国の友好を願って、NPO法人「中国帰国者・日中友好の会」が開いたものです。
写真展は4つの部分からなり、戦後、中国に残され、中国人に育てられ、また肉親探しのため日本に渡り、現在両国友好の架け橋になった日本残留孤児らの道のりを振り返っています。日本在住の残留孤児数十人と、日本駐在中国大使館関係者、日本各界の友好人士が3日の開幕式に出席しました。
「中国帰国者・日中友好の会」の池田澄江理事長も、中国人に育てられた残留孤児の1人で、写真を前に、「戦争は災難、苦痛と悔いしかもたらさない。中国と中国人養父母がいなければ、今の自分がない」と感謝の意を表しました。
この写真展は今月8日まで千代田区有楽町の有楽町朝日ギャラリーで開かれています。(文・写真:李軼豪) 国際・交流へ
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |