フランスを訪問中の李克強首相は現地時間2日午後、フランスのヴァルス首相とともにエアバス本社で中仏協力製造プロジェクトを視察しました。

　両首相は両国が共同で開発製造したヘリコプターに乗りこみ、プロジェクトの責任者の説明に耳を傾けました。

　その後、両首相は、エアバス社と天津保税区などが締結するA330の引渡しセンターの設置などに関する協力協定の調印式に出席しました。これはエアバス社が欧州外におく初めてのワイドボディ機に関する協力プロジェクトになります。

　これについて李首相は「航空宇宙分野での協力は、中仏・中欧間の実務的協力の見本になっている。双方の協力は単に売買の関係だけではなく、優位性の相互補完という戦略的なものとなった。『中国製造（メイド・イン・チャイナ）2025』の実施に伴い、中国のミドルエンド・ハイエンドクラスの製造能力が日増しに向上しており、双方が互恵協力を行えるスペースがより広くなっている。今回の訪問期間中、中仏は共同で第三者市場を開発する声明を発表した。これにより両国企業が優位性を生かし第三者を含めた3者間の協力を強化し、利益を挙げることを支持・促進することによって、中仏協力はより明るい未来を切り開くだろう」と話しました。（Mou）暮らし・経済へ