中国の李克強首相は1日午前、OECD・経済協力開発機構の本部で基調講演をしました。

　李首相は席上、３つの方針を提案しました。1．平和発展の環境を維持すること。得難い勝利の果実を大切にし、「国連憲章」の主旨と原則を断固として守り、国連を核心とする戦後国際秩序と体系を維持する。2．構造改革を加速化させること。中国の経済成長が緩やかなテンポに留まるが、雇用率は減少せず増加しています。また、若年層の就業率は安定成長し、これは改革と革新に関わっている。3．生産能力における国際協力を推進すること。中国側は先進国の進んだ技術設備を導入すると同時に、途上国と協力して地元で技術設備を生産する。また、金融機構と融資協力を推進し、世界市場に高品質で低価格かつ省エネの設備を提供する。

　李首相はまた「中国政府は経済発展の予測目標を実現することに自信を持っている。経済成長の適当或いは急速なテンポの伸び、ハイレベルな発展に努力している。中国は途上国として、経済協力開発機構と手を繋いで、共同発展を推進し、全人類の福祉を促進する」と述べました。 (hj　山下)　暮らし・経済へ