中国の李克強首相は現地時間6月30日夜、ユネスコ（国連教育科学文化機関）のイリナ・ボコバ事務局長と会談しました。

　李首相は世界文明の多元化の推進をはじめ、発展途上国の教育事業や国際文化の交流の促進、文化遺産の保護におけるユネスコの努力を高く評価しました。そのうえで、「中国はユネスコと、教育や文化などの面で協力を強化し、異なる文明、異文化間の相互尊重と平等を促進し、協調の取れた発展を実現していきたい」と表明しました。

　ボコバ事務局長は「ユネスコの発足から70年来、世界平和と人類の尊厳を維持するため、絶え間ない努力を重ねてきた。ユネスコも中国との関係を重視し、協力を深め、各国の人的交流促進の架け橋になりたい」と述べました。（ooeiei、山下）