北京に本部を置く中国銀行は25日、「一帯一路」（シルクロード経済帯と海上シルクロードの構想）に対し、40億ドルの債券を発行しました。これは、中国銀行設立以来、最大規模の国際債券発行で、多くの新記録を更新しました。

　中国銀行の張金良副総裁は25日、「今回の債券発行は、中国銀行が『一帯一路』の沿線にあるアブダビ、ハンガリー、シンガポール、台北、香港の5つの海外支店を発行元とし、収集した資金は『一帯一路』の沿線の支店の資金需要に応じて使用する」と述べました。

　今回の債券発行は国際金融市場で、初めて「一帯一路」をテーマとした債券で、多くの新記録を更新しました。債券の発行規模が40億ドルにのぼり、中国の金融機関の1回における債券発行額の最高額となりました。また、初めて4つの通貨で同時発行しました。更に5つの場所で同時発行するのも初めてです。ユーロ変動利付債、ドル10年債券、人民元15年債券、最大規模のシンガポールドル債券を初めて発行した中国の金融機関となったということです。（劉叡、林）暮らし・経済へ