中国の李保東外務次官は17日、今年の20カ国・地域（G20）首脳会談は自信、開放、責任、転換の4つの積極的なシグナルを出すべきだと表明しました。

　トルコのボドルムでアンタルヤ首脳会談に関する第3回準備会議に出席している李次官は新華社通信のインタビューに答え、G20首脳会談の準備状況を紹介し、「アンタルヤ首脳会談では4つの積極的なシグナルを出すべきだ」とし、「1つ目は自信。G20は、世界経済の力強く、持続可能でバランスのとれた成長を実現させるという自信と能力を持つことを表明する。2つ目は開放。G20は開放型の世界経済の確立と擁護に力をいれ、貿易保護主義に反対し、多国間貿易体制の権威を守り、地域貿易協定の開放性、透明性、包容性、さらに多国間貿易体制との相互補完性の維持を促す。3つ目は責任。各国はマクロ経済の政策上の協調を強め、他国のためにマイナスではないプラスの影響を及ぼす。4つ目は転換。危機応対から長期にわたる管理メカニズムへの転換、周期的な政策から構造的改革への転換を促し、経済の長期的で健全な発展のために基盤を固める」と説明しました。

　なお、2015年G20首脳会談は11月トルコのアンタルヤでの開催が予定されています。（Mou、林）