沈報道官は商務省で行われた定例記者会見で、「今年は現在まで、対外貿易が比較的厳しい状況にある。輸出に限ってみると、外需の継続的な低迷、従来の競争優位性の弱体化、一部の主要国通貨の対米ドルの切り下げが目下、中国が直面している三大プレッシャーだ」としています。
5月、中国の対米輸出は昨年同期に比べて7.8%伸びたのに対し、対欧州連合(EU)、日本、韓国の輸出はそれぞれ低下しています。商務省は関連当局と共に、新しい貿易促進措置の制定にあたっていますが、中でも、企業の負担軽減がその重点だということです。
貿易黒字のことについて、沈報道官は「中国は故意に黒字を求めているわけではない。目下、中国の貿易黒字が比較的速く伸びた理由は、国際大口商品の値下がりと内需の不振により輸入が減ったことから来ている。もし大口商品の価格が下期にリバウンドし、輸出促進措置も着実に実施されれば、黒字増加の勢いもいくらか緩やかになるだろう」と指摘しています。(Yan、Kokusei)暮らし・経済へ
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