中国作家協会主催の第3回中韓日東アジア文学フォーラムが13日、北京で開幕しました。「実生活と創作のインスピレーション」をテーマにしたこのフォーラムには、中国・韓国・日本の3カ国からの作家代表60人あまりが参加し、文学の創作について討議します。
中国作家協会の鉄凝会長はフォーラムのテーマについて「3カ国の国情は異なっているが、似たような文化背景もあるので、必ず一致するところがある」と説明しました。
韓国作家代表団の崔元植(チェ・ウォンシク)団長は「東アジア文化フォーラムでの交流は、地域の調和に重要な役割を果たすに違いない。これでフォーラムは3カ国で1回ずつ開かれたことになり、1つの円を描くことができた。これからも、このような交流が続いていくことを期待する」と話しました。
日本作家代表団の島田雅彦団長は、現在日本の政治家の言論とやり方が日本と東アジア諸国との対立の種になっているようだが、日本の文学界はこの対立を無くすための努力をしたいという考えを率直に表しました。また島田団長は、もっと広くて客観的な視野で過去と未来を見て、もっと長い時間をかけて相互理解を深めるべきだと考えています。
東アジア文学フォーラムは中国・韓国・日本の3カ国の作家、評論家が文学創作を討論する場となっています。第1回フォーラムは2008年韓国で、第2回は2010年日本で開かれました。このフォーラムは3カ国の文学交流の組織として、文学を通して東アジア諸国の交流促進を目指しています。(殷、keiko)暮らし・経済へ
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