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中国国務院の李克強首相は15日、中国原子力発電プロジェクト有限公司と中国工業情報化省を視察し「改革とイノベーションによって、メイド・イン・チャイナの新たな優位性を構築し、モデルチェンジによって、ハイエンドへの発展を推し進める」と強調しました。
李首相は「メイド・イン・チャイナは国の総合的な国力アップのための重要な役割を担っている。しかし、中国は世界的な産業の分業において、相変わらずローエンドやミドルレンジに止まっている。新しい情勢の下で『中国製造(メイド・イン・チャイナ)2025』(中国製造業10ヵ年計画)を実施し、製造業の発展を推進するには一般的な消費財分野だけではなく、ハイテク技術を使った設備の製造分野において上位に入らなければならない」と話しました。
李首相はまた、その目標を果たすために次の4つの課題を紹介しました。
▽イノベーションで新たな優位性を構築すべきだ。社会の創業とイノベーションを通して、アイディアや、デザインから生産までの潜在力を掘り出し、より多くの企業をOEM生産からブランド構築へと促し、製造業と現代化サービス業の融合を促進しなければならない。
▽スマート化の新たな優位性を発展させるべきだ。ネットの業界を超えた融合のチャンスをつかみ、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、モノのインターネット、3Dプリンター技術、オーダーメイドなどの製造業の産業チェーンにおける運用を促進し、製造パターンの改革を推進する。
▽品質コストの優位性を構築すべきだ。工業の基礎能力を強め、先端技術を学び、基礎的な部品の品質と性能に関する中心となる材料と生産レベルを向上させ、裾野産業の能力や生産の効率を向上させなければならない。
▽クリーン製造の優位性を構築すべきだ。伝統的な製造業のクリーン改造を推し進め、省エネ環境保護産業を大きく発展させ、工業の効率とクリーン生産のレベルをアップしなければならない。生産能力に関する国際的な協力を積極的に行い、相手国の需要に応じて、対外の請負工事と投資を通じて、中国製設備の輸出を促し、国際的な市場競争においてメイド・イン・チャイナのグレードアップを実現させるべきだ。(殷、小山)暮らし・経済へ
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