国連の潘基文(バン・キムン)事務総長は15日スイスのジュネーブで、18日前後に始まるイスラム教のラマダン(断食月)に合わせ、イエメンの政権側と反体制派に2週間の「人道的停戦」を求めると共に、いち早く直接対話を再開させるよう促しました。
国連によりますと、今年5月以降、イエメンの衝突により2600人以上が犠牲になりました。そのうち、およそ半数が一般人でした。戦闘により、多くの学校、病院と文化遺産が破壊され、「イエメンは危急存亡の肝心な時期にある」ということです。
イエメン情勢の政治解決を目指す国連の仲介による和平協議が5月28日に開催予定でしたが、延期されました。15日にジュネーブではじまったこの和平協議は、国連の仲介による初の協議となっています。(ZHL、小山)
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