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 ドキュメンタリー「光と影―独日第2次世界大戦反省録」、好評

2015-06-15 14:12:11     cri    

 4話からなるドキュメンタリー「光と影―独日第2次世界大戦反省録」はこの6月6日から9日にかけて中国中央電視台(CCTV)で放送され、好評を博しました。新聞「光明日報」は12日、北京で検討会を開きました。参加者は「このドキュメンタリーはドイツと日本の第2次世界大戦に対する態度とその及ぼす異なる影響を客観的かつありのままに記録し、説得力がかなり高い作品だ」と評価しました。

 ドキュメンタリー「光と影―独日第2次世界大戦反省録」は「ドイツと日本の第2次世界大戦に対する二つの全く異なる立場をさらけ出しています。戦後、ドイツでは戦争反省というメカニズムが構築され、ナチスの責任が追及され、賠償がつづけられています。一方、日本では侵略歴史への否認、教科書の修正、靖国神社への首脳の参拝など国際的な公理と正義の限界を突き抜けつつあっています。

 中国史学会の張海鵬会長は、一部の日本人が「歴史を直視し、犯罪を認める」ことを、「自虐史観」と呼ぶことについて、「これも警戒すべき問題だ」として、「歴史に客観的に立ち向かい、歴史を正しく認識すれば、どんなに大きな過ちを犯しても生まれ変わることができ、輝かしい未来を迎えることができる。一方、基本的な歴史事実を隠ぺいし、歴史の過ちを認める考えがないばかりか、その過ちを隠そうとするならば、未来の暗闇にしか生きられない」と批判しています。

 中国人民大学歴史学院の教授でもある中国世界近現代史研究会の李世安会長は「このドキュメンタリーではドイツと被害国と共同で歴史教科書を編纂するなどが披露され、深く考えさせるものがある。それは、ドイツ人が被害国の理解を得てこそ、歴史の重荷を下ろし、未来へ向かって歩き出し、国家の利益を守ることができることを分かっているからだ」と述べました。

 中国社会科学院世界歴史研究所の邸文研究員は、「ドイツが戦争災難の再発を防ぐため、異なるレベルにおいて深い反省をしたことから、周辺諸国の理解と尊重を得、戦後のドイツおよび欧州の発展のための良好な環境を作ることができた。それとは対照的に、日本の右翼勢力がA級戦犯が合祀されている靖国神社を利用し、戦争責任を否定し、それをごまかすやり方で "民族のアイデンティティー"を維持し、いわゆる民族のプライドと間違った歴史観を吹聴しているため、アジアおよび国際社会で戦争の歴史をめぐる論争を引き起こしている」と指摘しました。(ZHL、hj、Kokusei) 国際・交流へ

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