韓国国会の鄭義和（チョン・ウィファ）議長の招きに応じて中国全国人民代表大会の張徳江委員長は11日から13日にかけて韓国を公式訪問し、朴槿恵（パク・クネ）大統領や鄭義和（チョン・ウィファ）議長と会談を行いました。

　張徳江委員長は朴大統領との会談で「中韓両国の関係は最も良い時期にある。両国元首が相互訪問を成功裏に行い、重要な共通認識に達した。政治上で相互信頼し、経済貿易協力と人文交流が絶えず深まっており、両国の貿易額は2014年に3000億ドル近くになり、人的往来は延べ1000万人に達した。今年両国の自由貿易協定が正式に調印され、協力の見通しが一層明るいものとなっている。マクロ経済政策と発展戦略の協調と繋がりを強め、全方位的かつ高いレベルの実務的な協力を進めるとともに、両国の共同発展を促し、地域の平和に寄与し、世界の繁栄を促進するパートナーとなり、両国の戦略的パートナーシップをより高い水準へ引き上げていきたい」と述べました。

　これに対し朴槿恵（パク・クネ）大統領は「調印したばかりの韓中自由貿易協定は経済貿易協力を深めることに役立ち、未来に向ける両国の発展の基礎が固められた」と評価し、韓国は各分野で両国の実務的な協力を広め、両国の戦略協力パートナーシップの発展を推し進め、東北アジアの安定と繁栄をともに促していきたいとの意向を示しました。（Mou）