北京市慢性病及び危険要素監視観測データによりますと、2014年、北京市の成年者のうち、肥満者が占める比率は2008年の19.1%から21.9%に上り、北京の5人に1人が肥満ということになります。
これは、10日に北京で行われた「陽光長城計画―都市体重軽減行動」の稼動式典で明らかにしたものです。
式典で北京市保健部門の責任者は「肥満は一つの病気であるだけでなく、糖尿病や心血管病、脳卒中及び多くの癌を引き起こす危険要素でもある。ここ数年、18歳~79歳の北京市の住民の肥満率が年々上昇し、2008年は19.1%、2011年は21.1%、2014年は21.9%となっている。そのうち、男性の肥満率は女性よりはるかに高い。また、おなかの内臓のまわりに脂肪がたまる「内臓脂肪型肥満」(リンゴ型体型)の比率は38.1%に達し、これらの肥満者は比較的に慢性病を患いやすい」と指摘しました。
成年者のほか、北京市の児童と青少年の肥満率も上昇しつつあります。2005~2006年度、北京市の小中学生の肥満率は14.1%でしたが、2013~2014年度は21.46%まで上がりました。遺伝の要素はわずか20~40%で、摂取エネルギーと消費エネルギーの不均衡が根本的な原因で、生活様式を変えることが肥満予防と体重減少の鍵とされています。(藍、林)暮らし・経済へ
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