中東呼吸器症候群（MERS）コロナウィルスの16歳の男子高校生への感染が確認されたことを受け、韓国では、小学校を中心に1800校以上が休校しています。

　8日に新たに判明した感染者には、初めて10代の若者が含まれました。この16歳の男子高校生はサムスンソウル病院で手術を受けたことがあり、6月1日にMERSに感染したと疑われる症状が現れ、その後に感染が確認されたということです。

　学校での感染を防ぐため、韓国ではソウル、京畿道（キョンギド）、大田（テジョン）を中心に、一部地域の教育機関が休校措置を取りました。8日までに韓国ではすでに1800校以上が休校しています。これと同時に、韓国政府はMERSコロナウイルスへの感染が起きた病院5ヵ所を新たに発表し、これで感染が起きたり感染者が立ち寄ったりした病院の数は29ヵ所になりました。

　韓国側が伝えたところによりますと、韓国は世界保健機関（WHO）と合同調査チームを組織し、MERSコロナウイルスの感染について調査するということです。（ZHL、小山）国際・交流へ