中国広東省の衛生当局によりますと、中東呼吸器症候群（MERS）の感染者との接触がありながら中国に渡航し、中国国内で初の感染者と確認された韓国人男性の容体が2日、安定してきたということです。一方、体温は38.2度と依然として発熱があるということです。

　広東省当局は、この韓国人男性と密接に接触したとみられる78人を追跡しています。すでに69人の所在が確認され、全て隔離観察を受けています。いずれも病状は出ていないということです。

　中国国家衛生計画出産委員会は同日、MERSの診療方法や感染予防方法などを説明したガイドブックを発表しました。（鵬、山下）暮らし・経済へ