インドネシアを訪問している中国の劉延東副首相は29日、バンドン市のリドワン・カミル市長と会見し、1955年に開催されたバンドン会議の会場となった場所を見学しました。

　劉副首相は「バンドン会議から60年が経ったが、平和共存、求同存異（異を残して同を求める）を中心とするバンドン精神は今でも強い生命力を持っている」と述べました。そのうえで、「インドネシアと共に、発展途上国同士の団結と協力を推進し、世界の平和と発展、繁栄にさらに貢献し、実際の行動でもってバンドン精神を受け継いでいきたい」と話しました。

　リドワン・カミル市長は「バンドンの人々はバンドン精神を大事にしており、今後も継承していきたい。また、インドネシアと中国の友情も世代を超えて続いていくことを願う」と語りました。（鵬、高橋敬）