中国商務省は先日「『インターネット＋流通』活動計画」を発表しました。その趣旨は、物流産業の転換とグレードアップを促し、配達が困難な地域でも商品を手元に届けられるようにし、電子商取引の海外進出を推し進めることにあります。そのために、海外倉庫の設置を通して海外の物流を整備することを打ち出しています。

　現在の中国の電子商取引では、海外へ小売された商品はほとんどが郵便物として国外に送られています。これは効率が悪くコストも高く、中国の貨物の海外進出にとってマイナスです。商務省の電子商取引と情報化局の聶林海副局長は「海外倉庫の設置を通して商品がユーザーの手元に届く効率を高め、コストを減らすことで、税関の規範化にもプラスとなる」と表明しました。

　「活動計画」はまた、2年以内に電子商取引の海外倉庫を100ヶ所設けることを打ち出しています。（Mou，小山）暮らし・経済へ