4万条に及ぶ地震データを収録した「中国及び周辺国震源地分布図」（1：500万）がこのほど出版され、初めて一般向けに公開されました。この分布図により地震予測はできませんが、地震に関する人々の理解を深めることや災害意識の向上に有益であるとされています。

　本書には、中国で紀元前23世紀から1969年末までに発生したマグニチュード4以上の地震、及び1970年から2014年末までに発生したマグニチュード3以上の地震、中国周辺で1900年から2014年末までに発生したマグニチュード5以上の地震情報約4万件が収録されているほか、国内大陸部で発生したマグニチュード6以上の地震や、台湾地区及び中国周辺で発生したマグニチュード7以上の地震について震度と発生日時を明記しています。

　この地震分布図は、中国の地震モニタリング重点エリアを確定する上での根拠となる上、地震の予報においても基礎的データを提供するということです。（閣、林）暮らし・経済へ