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新華社通信によりますと、中国の中央銀行にあたる中国人民銀行は10日夜、11日から金融機構の一年物の貸付金と預金の基準金利を0.25ポイント引き下げ、それぞれ5.1%と2.25%にすると発表しました。今回の措置は、3月1日に行った前回の金利引き下げから3カ月足らずですが、市場の予想どおりとされています。金利引き下げの目的は、経済の下ぶれ圧力に対応し成長を安定させ、実体経済の成長を支えるもので、中国版「QE」(量的金融緩和政策)でも「強い刺激策」でもないと専門家はみています。
中国人民銀行は「今回、貸付金と預金の基準金利をさらに引き下げたのは、基準金利のリード的な役割を発揮させ、社会の融資コストの減少を図り、実体経済の持続的で健全な成長を促すためだ」と表明しています。
マーケティング研究機構である万博経済研究院の騰泰院長は「中国の各種の経済指標が好転を見せていなく、企業の融資コストは欧米の2倍以上に当たり、持続的な金利の引き下げが必要だ」との見解を示しました。(mou、高橋敬)暮らし・経済へ
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