中国チベット自治区抗震救災前線指揮部が27日夜9時に明らかにしたところによりますと、ネパール中部で25日に起きた大地震により、同時刻までにチベットでは25人の死亡が確認され、117人がけがをしたということです。また、時間の経過と捜索範囲の拡大により、死傷者の数はさらに増える可能性があるということです。
今回の大地震により、ネパール中部に隣接するチベットのシガツェでは18の県・区が被害を受けました。最も大きな被害を受けたティンリー(定日)、ギロン(吉隆)、ニャラム(聶拉木)3県では80%の家屋が倒壊しました。この地域はもともと交通インフラと通信が整備されていないのに加え、険しい地形により、二次災害により負傷者が増えることが懸念されています。
チベット自治区抗震救災前線指揮部はすでに30台以上の大型機械を導入して300人からなる突貫工事による道路確保チームを組織しました。また、住民の救助と余震対策を重点とした救援方針を固め、住民の生活保障に力を入れています。(ZHL、小山)暮らし・経済へ
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