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 習主席、中国とパキスタンの関係発展に5つの提案

2015-04-21 10:45:52     cri    

 パキスタンを訪問中の中国の習近平国家主席は20日、イスラマバードで同国のシャリフ首相と会談しました。双方は、中国とパキスタンの関係を全天候型戦略的協力パートナーシップに引き上げることで合意し、中国パキスタン運命共同体の内容を豊かにし、末永い友好に取り組んでいくと表明しました。

 今回のパキスタン訪問は、習近平国家主席の今年初の外遊となります。これについて、習主席は「中国はパキスタンとの関係発展を非常に重視しており、両国関係を中国外交の優先的方向にしている」と述べた上で、両国の関係発展について次の5つの提案をしました。

 1、ハイレベルの往来を保ちながら、両国関係の方向性を把握し、関係発展を導き両国政府や立法機関、政党、軍隊の相互交流を促すこと。

 2、中国・パキスタン経済回廊の建設をめぐって、グワダル港、交通インフラ施設、エネルギー、産業連携を重点として、「1+4」の協力枠組みを構築し、互恵協力と共同発展を図ること。

 3、両国の安全保障面の協力を強化すること。

 4、共に2015年中国・パキスタン友好交流年活動を催して、文化、教育、地方、若者、シンクタンク、メディアなど多分野における交流を促すこと。

 5、国連や上海協力機構などのプラットホームを十分に活用して、国連の改革や気候変動、食糧とエネルギーの安全問題など、重大な国際問題や地域問題について政策的な協調と戦略的な協力を強化することです。

 シャリフ首相は習主席の来訪に歓迎を意を表し、「習主席の今回の訪問は両国関係史上における一里塚だ」と高く評価しました。さらに、パキスタン政府と人民は中国との関係発展に大きな期待を寄せ、中国側の提出した「一帯一路(シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード)」構築の構想を支持し、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の創設に積極的に参加したいとの考えを示しました。(04/21 Lin,小山)

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