中国国家外貨管理局が8日に発表したところによりますと、2014年末時点の中国の「対外債務率」、「債務率」および「償還率」はそれぞれ8.64%、35.19%、1.91%で、「短期対外債務の外貨準備に対する割合」は17.78%で、いずれも国際的に認められた安全ラインよりはるかに下回っており、対外債務によるリスクはコントロールできているということです。
2014年末時点の中国の対外債務残高(香港とマカオ特別行政区、台湾の対外債務残高を除く)は5兆4793億元に達しており、前年同期より2.5%増えました。通貨別で見ると、アメリカドルの比率がもっとも高く、全体の80%を占めています。
また、支払期日が1年以内の短期対外債務の残高は3兆8005億元で、全体の69.4%を占めており、前年同期より0.4%増えました。そのうち、貿易と関連している借入金が短期対外債務残高の70.5%を占めているということです。
ここでいう「対外債務率」とは、その年の国内総生産(GDP)に対する対外債務の残高の比率を指します。同じく「債務率」とは、その年の貨物貿易とサービス貿易の輸出額に対する対外債務の残額の比率を指し、「償還率」とは、その年の貨物貿易とサービス貿易の輸出額に対する対外債務の元金と利息の返済額の比率を指します。また、「短期対外債務の外貨準備に対する割合」とは中央銀行が保有する外貨準備高に対する支払期日到来前の短期対外債務の残高に対する割合を指し、これら4つの指標の安全といわれる国際基準は順に20%、100%、20%、100%です。(殷、小山)暮らし・経済へ
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