17日からシーズンを迎えた武漢大学の桜は、今年、リアルタイムの生中継によるネット花見をインターネットを通して、全世界に披露することになりました。中国語検索エンジン最大手の百度は自社開発によるリアルタイム検索技術とCCDカメラヘッド「iermu（中国語表記：小度i耳目）」で中継を行うということです。百度とウェブサイト「IT168」が伝えました。

　それによりますと、生中継の期間は3月21～29日、時間は毎日9～18時。生中継が終わった後、その日のVTRがインターネットにアップされます。生中継の時間帯には、武漢大学の学生サークルによる出し物も予定されているということです。

毎年、桜のシーズンになりますと、花見客が武漢大学のキャンパスに殺到します。同大学では去年に続いて、今年もシーズン中、通勤日に2万人、休日に4万人を上限とする入場人数の制限措置を講じています。百度は、今年は人混みに巻き込まれなくても花見ができることを売りにしています。

　「千里眼」の別称がある百度のCCDカメラヘッド「iermu（中国語表記：小度i耳目）」はクラウド技術を土台にしています。720pのハイビジョン映像は、桜の花びらの一枚一枚までクリアに映し出せるといわれています。また、生中継に向け、航空撮影も導入されています。インターネットを通して、地上と空からのトータルな視野による花見ができるということです。（Yan、林）暮らし・経済へ